3月の初旬、日立市にある国内でも数が少ない「昇開式歩道橋」と関連施設を見に小旅行。
稼働の様子は、深夜にごく稀に行われるだけなので見ることはできませんが、過去の稼働の様子を、日立市のTwitterで見ることができます。
日立物流さん所有の独ゴールドホファ社 (Goldhofer AG)・特殊構造重量物運搬車 (自走式多軸台車/PST) を2台並べた運搬風景は必見です!
日立市には全国でも珍しい歩道橋があるのをご存知ですか?市内の工場で作られた大型の発電機等を茨城港日立港区まで運ぶ大型トレーラーの通行を妨げないために「昇開式可動橋」という上下に動く歩道橋が2か所あります。まちが寝静まったころ、それはパレードのように動き出すのです。 pic.twitter.com/3GTvNuL5Du
— 日立市【公式】 (@HitachiCityKoho) 2017年11月17日
国道245号線にある「水木歩道橋」「河原子歩道橋」は、日立製作所から日立港へ特大重量貨物を輸送するルート上にあります。歩道橋や信号設備などは、通常の道路と同様に6メートル前後の高さで設置されています。しかし、特大重量貨物はこの設備に接触する大きさの場合が特別ではありません。そのために、それら設備は退避できる構造を持っています。
水木歩道橋 (1972年設置)
河原子歩道橋 (1969年設置)
両方の歩道橋ともに特徴的な構造です。非常に高く作られた橋脚部分にクレーン装置が設置されています。写真下の黄色く塗装された部分が上下します。
黄色く塗装された橋梁接続金物の上の部分にウインチが収納されています。
上の橋梁接続金物を下ろした後、両側にある位置決め車輪を固定しているボルトを一度外して、下写真の橋梁の両端に設置された接続用金物を挟み込むように組み立て直してお互いを固定します。
橋梁部分は階段部分を残して稼働できるようにセパレートされています。
もう一つ、この国道に用意された仕掛けは、旋回退避式信号設備です。
何気ない交差点の風景ですが、道路上に張り出した各設備には、一寸したギミックが用意されています。
信号機の付近を拡大してみましたがわかるでしょうか?
信号機も交通量センサーも柱の固定部分が旋回できる構造になっています。
下から見るとこんな感じですね! この旋回装置を使って、各設備を道路上から逃します。
いつかは、これらの設備が活躍している現場を見てみたいものです!
おまけに、「大洗磯前神社」の「神磯の鳥居」と朝日です。
今回は、往復で訳 330 km 走行しました。
お昼ご飯は、「水木歩道橋」脇の「鈴木食堂」さんがおすすめです!
次回は、修善寺方面かな?