では、ほぼ完結編へ。
作業全体は、経験と工具さえあれば 30 分程度で終わるものです。
ただし、作業部位と車両周辺の安全確保は、十分に行ってください。
ーーー写真は原則、助手席側から撮影しています。ーーー
上のギヤーレバースプリングシートを外すと、写真下のようにシフトレバーが抜けます。
上写真では、かなり清掃していますが、樹脂製のシフトレバーシートの破片が多く付着しています。
シフトレバーを抜いた状態のトランスファ(写真上左)、実際の距離感もこの程度なので細かい作業はやりづらいです。
トランスファ側のアップです。
中に見える切り欠きの上がフロントドライブの切り替え(2WD状態)、下は左によって見えずらいですが、リダクション側、現在は 4WD-H 状態です。
今回は、下の切り欠きにシフトレバーの先端がある状態で、本来は、揃った位置にある上の切り欠きが何らかの衝撃で右に移動してしまったため、シフトレバーは、戻ることができず、駆動は 2WD に固定されてしまったトラブルでした。
なお、インターロックがあるために、2WD 状態では、リダクション側のシフトシャフトは移動できません。
また、シフトレバーが当たる面には、本来、樹脂製のシフトレバーシートのがあるのですが、あたり面のみ砕けてスラッジ状態です。これを清掃するとかなり時間を食うので、今回はパスw
写真下は、久しぶりに 2WD 位置にあるシフトレバー。
下が、トラブル時のシフトレバー位置だった 4WD-H リダクション側。
そしてこちらがリダクション側 4WD-L ポジションです。
作動を確認、試走をした後に各部パーツを戻します。しかし、完成したはずの写真下左は、ブーツの取り付けが左右逆。正解は、写真下右の向きですw
すぐに元へ戻しましたが、2WD 状態だと左のほうが収まりが良いww
最後に、シフトレバー根元のブーツですが、車体下から作業をしてこの状態までしっかりと装着しておかないと、ブーツが外れてトランスファ内部にゴミや水分が入り、トランスファを破損することになります。十分確認してください。
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ページ上にも書きましたが、作業全体は、経験と工具さえあれば 30 分程度で終わるものです。特に安全には留意してください。試走時などには、シフトレバーの手前はプロペラシャフトですので巻き込まれ注意です。
まだまだ、このトランスファには、4WD 時のニュートラル抜けなどの問題がありそうなので、もう少し整備が必要です。
一旦終了。
RIDE-BLUE さんの以下のページを参考にしています。